stand.fmに関する私見

夢を叶え、理想の世界を穏やかに生きている人

私は音声配信アプリstand.fmでひとつのチャンネルを運営している。

2年半近く配信し、配信者さんとの交流の中で

多くの学びや気づきをいただいてきた。

普段の生活では出会えない、

離れた場所にお住まいの方、

年齢や性別もちがう、そんな方と仲良く

思考や経験をシェアできる、楽しい場所でもある。

 

そんな楽しい配信生活の中で、ひとりの配信者さんに出会った。

彼は、私が幼いころ夢見た、あこがれを現実に叶えて

しかも、毎日を楽しく充実して暮らしているとのことだった。

私は幸運なことにその方と交流を持つことができた。

 

彼が叶えているその夢を、私は18歳の頃に諦めた。

平凡な私が、この夢を叶えられるわけがない。

この夢を叶えている人は、苦労して報われないイメージ。

報われるのは、才能があってかつ強運な一握りの人。

学校の先生が熱心に勧めてくれた進路を、私は選択肢から外した。

 

10代で可能性の塊だったころに、夢をみずから放棄した。

なんだか、はずかしい気持ち。

このことが、彼と話す時に緊張と不安を増幅させる。

でも、それは最初の5分だけ。

画面越しでも伝わる、穏やかな空間でにっこりと微笑む彼の笑顔を見ると

緊張もほぐれていく。

 

凄いひと、というのは、

苦労を苦労と見せないひとだ。

もしかしたら、苦労さえ面白がって

挑んできたのではないか、彼と話をしてそう感じた。

私の口癖は「難しい」なので

これを過去のものにしようと、その笑顔を見ながら、決めた。

 

その夢を叶えたい人がたくさんいるこの世界で

彼は、スキップしているように見えた。

もしかしたら楽しくやっていれば、この夢は簡単に叶うのではと、

錯覚させられそうになった。

それでも、

錯覚したままで

私も苦労を苦労と思わず

よしきた、と面白がってみようじゃないか。

そんな風にも思った。

 

そんな簡単に夢がかなうわけがない。

本当にそうだろうか?

困難や苦労を乗り越えた人だけが、夢を叶える。

本当に、そうだろうか?

彼の終始穏やかな表情を見ていると、そんな風に感じない。

楽しいこと、続けたいことを続け、

その先に、結果が待っていた。

結果がどうであれ、その道のりも楽しい。

そんな毎日を送るか、

それとも、夢なんて簡単に叶うわけないと

やりもしないで諦めるのか?

その選択はわたしに委ねられている。

18歳の時も選択したのは自分。

ならば、今の自分も選択しよう。

 

私は、

夢を現実にしたい。

私も、

夢の世界をスキップして、かつこの世の中を生きていきたい。

 

画面がオフラインになり、

彼の笑顔が消え、現実に引き戻された。

黒い画面に自分の表情が映る。うん、悪くない。

今私がいる世界もわりと心地よいけど

夢を叶える人生を歩こう。

そうだ、行こう、夢を叶えよう。

私は画面を切り替え「新規作成」のボタンを押して

真っ白な画面に今の気持ちを入力し始めた。

「私は音声配信アプリstand.fmでひとつのチャンネルを運営している。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ここいま
ご訪問頂きありがとうございます。音声配信stand.fmの配信者です。モットーは「いま、ここを心地よくいきる」です。