アラフォー。バリキャリになるつもりがうつになりました

24時間戦えますか?ならぬ「20時間眠れますか?」

ハイヒールで竹馬に乗ったら降り方が分からなくなった③

こんにちは、ここいまです。

バリキャリに憧れて、仕事で自分を追い詰めた結果、心身の体調不良でドクターストップ。仕事から離れて休職することになりました。休職期間は1年以上に及び、大好きな会社を退職しました。5年弱の治療期間を経て寛解。現在は別の仕事をしながら発信活動をしています。

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今回は、休職直後、最も体調の良くなかったときのことを振り返ります。休職直前が一番体調がよくなさそう、休職したら心身ともに休めて楽になるのでは?と思われがちですが、私の場合は、違っていました。休職直前は仕事のことを考えたり、周囲に迷惑をかけないようにと気を張っていました。その緊張が休職開始で一気に気が緩んで、とてつもなく体が重くなったり、眠くなりました。

おそらく、服薬を開始して、きちんと睡眠がとれるようになったせいもあるのですが、その、常に眠い状態が2,3か月続きました。

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24時間戦えますか?

24時間戦えますか?

子供の頃、TVCMで目にしたスーツ姿の男たち。カッコよかった。私はスーツは着ないだろうけど24時間働いて、世のため人のためになろうと思った。

その数十年後、

24時間働くのではなく、20時間も寝る羽目になるとは思いもよらなかった!

前述した通り、休職直前の方が眠れず、仕事のことが常に頭から離れず、気を張っていたのですが、休職が始まり、仕事から解放され、いつでも、何をしてもいい、という状態になると本当に気持ちが緩んでしまいました。

とにかく、眠くて眠くて仕方ない。

こちらにも書いたのですが、

休職中は忙しい!メンタル病んだ元バリキャリ志望の1日ルーティン

 

とにかく、寝る。という1日を過ごしていました。よく、お風呂とか着替えがめんどくさくなる、という体験を聞きますが、私の場合は少し違っていました。お風呂も着替えもしたいし、実際にするのですが、眠くてそれができない。みたいな感じでした。

幸いだったのが、休職開始の時期が真冬でした。寝ていてもそんなに汗をかかなかったので、そこまで不潔ではなかったかな…。

それでも、お風呂は毎日入っていました。なので、着替えも毎日していましたが、

とにかく眠い!

息をするのが当たり前なのと同じ感覚くらい、眠くて、眠くて。

とにかく眠いことに対する問題点

・食欲よりも、眠気が勝っている。

13回の服薬が難しいくらい、眠い。

・買い出しができないので、食料が尽きる。

ストレスで食事が喉を通らなくて、それで痩せる…というのが一般的な「激やせ」のイメージですが、私の経験はこれまた違っていて。

眠いので、寝たい

眠るのにお腹をいっぱいにすると眠りにくいので、必要最低限の量を食べ続ける。

体重減少

といった感じで、食欲はあるにはあるのですが、眠さの方をどうにかしたくて、睡眠を優先した結果、10キロ近く痩せました。寝てばかりだったので筋肉も当然落ちました。

外出がおっくう、スーパーに行っても買いたいものや食べたいものが何かが分からない、決められないはありつつも、休職直後はその問題よりも眠いから、寝たいから、スーパーに行く時間がないって感じでした。

とにかく眠いことに対する問題点への対策

上記の問題点に対してとった解決策ですが、

・少量でも栄養がしっかり摂れるものを摂取する

・服薬は必ずする。これが今の一番の仕事と思い頑張って起きる。

・多少高くついても、ネット通販などで食料を確保する。

ということでした。ネット通販って、人と関わらなくていいし、画面を見るだけ、検索した自分の見たい商品が出てくる仕組みなので、お買い物しやすかったです。

1日20時間寝ていても、食事と服薬の時間はアラームをかけないと起きられないくらい、よく寝ていました。食事をやめたら、動けなくなる!服薬もできない!と自分に言い聞かせて、1日3回アラームをかけては起きて、食事を摂っていました。

こんな状態がいつまで続くのだろうか?と時々不安になりましたが、2,3か月くらいで睡眠時間が減ってきました。

1日の睡眠時間が15時間、12時間、10時間くらいになった時には、けっこう日中の活動ができるようになっていました。休職を開始したのが冬の時期で、2,3か月後というと季節が変わり春になり、日照時間が長くなります。私の体調が徐々に回復したのもあったでしょうが、気温が上がってきたことや日照時間が長くなったことも、私の体調に良い影響を与えたのではないかと思っています。

まとめ

今回は、休職直後の1日20時間睡眠だったころのことを思い出しお話しました。気が張って眠れなかった頃はとても身体が辛かったので、眠れるようになって脳の疲れが取れていく感覚がとても心地よかったです。とはいえ、1日20時間は眠りすぎ笑 疲労困憊の私には必要な時間だったのでしょう。

今でも、用事が重なったり慣れないことをしたりすると、まずは睡眠、という選択肢です。とりあえずベッドに入り静かな場所で横になると、心も身体も脳もとっても楽になります。休職するまでは、疲れた時の対処を取らずに突っ走っていました。休むことさえ時間のロスだと思っていたのですが、疲れた時は休んだ方がよほど良いということを、ようやく知りました。

アラフォーの2,3か月をまるまる睡眠に捧げた私の経験ですが、残りの人生において、頑張った後は、休んでいい。だから頑張りたい時は頑張る、ということを学ぶためにこの経験があったのだと、今では前向きにとらえています。

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今回はここまでです。最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

 

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ここいま
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