アラフォー。バリキャリになるつもりがうつになりました

休職することを家族へ伝えた日その②ー本を読んで理解するー

こんにちは、ここいまです。

今日は前回に引き続き、心身の体調不良で会社を休職すると家族に伝えた時の、その後についてお話します。

前回の記事

休職することを家族へ伝えた日ー反対された心療内科通院ー

この記事を書いた人

ここいま

バリキャリに憧れる仕事大好き人間だった筆者。仕事で自分を追い詰めた結果、心身の体調不良でドクターストップがかかりました。休職期間は1年以上に及び、大好きな会社を退職することに。5年弱の治療期間を経て寛解。現在は別の仕事をしながら「ことばで心は軽くなる」をテーマに発信活動をしています。

※当ブログに記載の内容は筆者の経験、私見に基づくもので、効果の保証をするものではありません。

家族の反応、私の反応

家族に休職する旨を話す当日まで、私は体調不良のことも、気分が落ち込んでいることも何一つ話していなかったので、家族は非常に混乱したようです。その日は家族に、心療内科への通院を反対され、また、病気のこと自体も無理解のため、気のせいではないか、などと言われました。

ショックだったか?というと、そんなことはなく(そりゃそうだろう)と思いました。見た目は普通に元気に見えるし、昨日まで普通にやり取りしていたのに、今日になって突然休職するとか、これまで縁のなかった心療内科に通院すると言ったら、何かのドッキリかな?と思うでしょう。

病院を受診することさえも進んでしない家族なので、何かのポイントで反対されたり否定されるだろうと想定していたので、時間をかけて理解してもらおうと思っていました。

本を読んで理解する

休職直後の私は、心身ともに疲弊していたし、自分の身に何が起こっているのかもよく分かていなかったし、言語化することも難しかったので、どうやって家族に自分自身のことをどうやって説明したらいいのか?

考えるだけで疲れた~となり、結局私から動きかけることはほとんどなかったです。毎日の電話の中で、その日の体調や気分を伝えたくらいです。

 

3週間後に帰省したところ、こんな本を読んだよ~と1冊の本を見せられました。

『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』先崎学著(文藝春秋 2018)

家族は将棋が好きで、プロ棋士のうつ病手記を読んだことで、理解が少しだけできたそうです。読んだ本の内容と、私が毎日電話で話したことがよく似ていて、私がどうやら嘘を言っているのではなく、仮病でもないようだ。

自分がなったことがないだけで、心療内科で診てもらわないといけない病気というのが存在するらしい、と認識したそうです。

ひとまず家族の理解が得られて、一安心。

まとめ

ようやく治療生活のスタート地点に立てました。他の病気なら「治療するために家族の理解を得る」なんてことは必要ないだろうに、メンタル系の病気は家族の理解も必要なんて。メンタルヘルスに対する理解がもっと浸透するといいですね。

休職直前の、自分の健康状態も、これからの生活も、何もかもが分からない時に、それ以上に何もかも分からない家族に説明し理解を求めることは、少々苦労しました。

そんな中で、先崎学さんの著書が家族にとってうつの理解を深めてくれました。本当に、本当に助かりました!!!

 

今日はここまでです。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

今日もお疲れさまでした!

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