アラフォー。バリキャリになるつもりがうつになりました

休職中の黒歴史「性感染症疑惑」

こんにちは、ここいまです。

バリキャリに憧れて、仕事で自分を追い詰めた結果、心身の体調不良でドクターストップ。仕事から離れて休職することになりました。休職期間は1年以上に及び、大好きな会社を退職しました。5年弱の治療期間を経て、現在は別の仕事をしながら発信活動をしています。

今回のお話は…かなり勇気のいることでしたが、個人的には忘れられない、今となれば面白い経験なので、話してみます。

もしかしたら、もしかしたら、私と同じように悩んでいる人がいるかもしれない…!うつ状態と、強迫性障害の症状が出ている、まだ休職前のことです。

今となれば、笑い話なんですが、当時は真剣に(というよりも、病的な症状だったから仕方ない)悩んでいました。

私、性感染症に感染したかもしれない

休職前の、まだ仕事をバリバリしていた頃のこと。なにげなく目にしたポスターに惹きつけられました。

「梅毒」が流行している、という内容でした。今ならふーん。そうなんだー。くらいにやり過ごすのですが、当時の私はとても強い不安に襲われました。当時、ちょくちょく微熱が出ていたこともあり、スマホで調べると、自分に当てはまるような事が初期症状として記載されていました。

ネットで調べて余計に病む

とはいえ、梅毒を始め性感染症を発症するようなことをしていないので、感染しようもないのですが、精神的に不安が強かったのでしょう。どこかで感染したかもしれないという思いが日に日に強くなりました。

通勤の電車の中や、休憩中にスマホで調べて、余計に不安になりました。そして、これはどうにかして自分が感染していないことを証明しないと、自分がどうにかなりそうな気がしてきました。

本当に、今考えると、なんでそこまで不安になったんだ?と笑ってしまうのですが、当時は虫刺されの跡でも「これは…」と思ったり、暑さで少し頭痛が出ても「これはもう…」と全てを性感染症の症状に結びつけていました。

繰り返しになりますが、これまでもこの当時も、不特定多数とそういう行為があったとか、身に覚えがあるなどといったことはないのですが、なぜか、本当になぜか、どこかでみた啓蒙ポスター1枚で私は常に(性病にかかってしまった)と恐怖にさいなまれていました。

これも今考えると、別に感染していたとしても、早期に適切な処置をすれば治癒するものですし、その後の人生に大きな影響がある訳でもないのに、なぜか、どうしよう、どうしようの思考が止まりませんでした笑

ついに保健所へ

自分がなんらかの性感染症にかかっているかもしれない。でも、かかっていないかもしれない。とにかく検査をしなければ。

スマホで必死に調べた結果、保健所で検査をしていただける事が分かりました。知り合いと鉢合わせたら困ると思い、自宅でも、勤務先でもない所で受けることにしました。

保健所に行くと、意外なことに多くの人が検査の順番待ちをしていました。役所で事務手続きをしてもらう時のような、病院で健康診断を受ける時のような、どちらにも似た感じでした。

問診表を書いて、血液を取ってもらい、確か結果は2週間後だと言われました。受付から検査終了まで1時間も掛からなかった気がします。実は、記憶がはっきりしていないんですよね。この件に限らず、休職開始の数ヶ月前から記憶がかなり抜け落ちています。

結果待ちが余計に病む

保健所で検査を受けてから、2週間。これまで経験したことのないくらいに長く感じました。これは、病院等で検査をしたことのある人なら共感してもらえると思います。

あまり、良い方向に考えることはできないんですよね。本当に、今は笑えるんですが、自分は性感染症で命を落とすんじゃないか、もしそうなったら家族にバレてしまう…戒名とか、お墓に「性感染症が原因」なんて書かれたらわたし生きていけない…なんて思い詰めていました。

お墓に刻まれる時点で、生きていけないも何もないのですが。

そんな感じで、苦悩の2週間を過ごして、検索結果を聞きに行きました。3種類くらいの性感染症について検査していただき、全て陰性です、と言われた時は、ぼーっとしてしまい。陰性の意味がわからずに「陰性とは、病気にかかっていないということですね!」と質問しました。

職員の方が、優しく、そうですよ、何にも感染してませんよ。と言ってくださってようやく目の前がパーーーっと開けました。重かった身体が、とっても軽くなり、保健所から帰りの道のりがとてもルンルンだったことを憶えています。

まとめ

書いていてもバカバカしいと思いますが、当時は頭が沸騰するくらい悩んでいて、誰と話しても上の空でした。

これは自分の性格というよりも、すでに脳が疲労状態だったり、情報をネガティブに捉えたりといった事が、強い不安を招いたのだろうと思います。

本当にしんどかった…💦

今なら、根拠のない不安が出てきたら疲れてるなと判断して、休息を取るのですが、当時はそういう対処法も知らなかった。でも当時のわたしを評価するなら、不安をなくすために頑張って行動したことです。いつまでも不安の中にいたら、精神的にかなりやられてた気がします。

根拠のない不安。

脳が疲れたり、心身のバランスが崩れている時に、根拠のない不安が出てきたとしたら、一旦休めそうなら休んで、休めなさそうなら私のように不安をなくすアクションを取る、というのはどうでしょうか?

1番いいのは、専門家に話を聞いてもらう事だと思うので、余裕のある時に相談できる人と関係を構築しておくと、私のようにバカバカしい悩みに翻弄されなくて済むかもしれません。

今日はここまでです。最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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