こんにちは、ここいまです。
最近、玄関に置くいい匂いの芳香剤を探すことにハマってます。
今日はうつになった原因の一つに「自分の性格」は関係しているか?を深堀します。
この記事を書いた人 ここいま
バリキャリに憧れる仕事大好き人間だった筆者。仕事で自分を追い詰めた結果、心身の体調不良でドクターストップがかかりました。休職期間は1年以上に及び、大好きな会社を退職することに。5年弱の治療期間を経て寛解。現在は別の仕事をしながら「ことばで心は軽くなる」をテーマに発信活動をしています。
【この記事を読んで欲しい人、メッセージ】
休職を迷っている人、休職し始めたばかりの人、休むことに不安や罪悪感のある人に向けて「アラフォーの休職」の何かが参考になればと思います。
※当ブログに記載の内容は筆者の経験、私見に基づくもので、効果の保証をするものではありません。
「自分の性格」が原因でうつになるのか?
よく、真面目な人や几帳面な人がうつになるっていいます。鈍感力がもてはやされて真面目に働くこと、几帳面に生きることが悪?不器用な生き方、みたいに言われることが、私の周囲ではありました。
真面目であることがいけないのかな~?でも、仕事だしなぁ…。手を抜くっていうことがよく分からなかったので、自分に与えられた仕事はできる限り手を抜かず、100%の力を尽くしていました。
体調不良になり、朝も上手く起きられなくなって、心療内科に通院しだして。
私の病気の原因って何ですか?って聞いた時に確か、性格、とは言われなかった気がするんですよ。でも、当時は自己肯定感どん底だったので、先生は言わないだけで、ネットに書いてあったように自分の性格が原因だったんだろうな、なんて思っていました。
「自分の性格」を自分は把握できているのか?
生まれてから数十年、自分の性格がどんなものかを他人に聞くことってないんだけど、「あなたって○○だよね」って評される情報を断片的につなぎ合わせて、そして、自分の思い込みが多く入って、「自分はこんな性格です」って自覚するのが、
自分の性格を知る方法だと思います。(最近は質問に答えて判断される性格診断も人気ですよね。)
私の性格は、こうでああで、っていうのが子供の頃からあったんだけど、果たしてそうなのか?と疑問に思うことが出てきました。それは休職中に時間があるので、自分と向き合う、内省する時間ができたことだったり、認知行動療法を通して自分を客観的に見ることだったりであぶりだされてきました。
自分の性格はこうでああで、って思っていたけど、それは私のごく一部分でしかなくて、誰といるか、体調や精神状態によってアウトプットされる行動は若干違うな、ということに気づきました。
たとえば、几帳面な性格と言われてもお酒を飲んで帰宅した夜は服を脱ぎっぱなしにするとか。
真面目な性格って言われても、急いでいる時に書く文字は汚かったり、自分にしか分からない略した記号だったり。
自分より真面目な人と一緒に仕事する時はいつもより真面目に仕事するし、そうでない人とはゆるく仕事するし。
だから、自分の性格なんてものはその時々でアウトプットするものは変わるし、評価する人によっても変わってくるし、こんな主観的で適当なものはない気がします。
思考の癖に注目した
自分の性格がどうこう、よりも
思考の癖、っていうものが落ち込みやすいかどうかに影響するのかな?と自分の経験を振り返るとそう思います。
何かトラブルが起きた時に、
✓さあ、ここからどうしようか?
✓もう終わりだ。
どちらの思考に立てるか?また、
✓このトラブルが起きたのは、業務の部分の○○に課題があった
✓このトラブルが起きたのは、私のせいだ
なのか?思考を巡らせる前にとっさに出てくる考え、感覚が前向きか、後ろ向きか?建設的か、破壊的か?事実にフォーカスするか、人の感情にフォーカスするのか?
どちらが良くて、どちらが間違っている、というのはないんだけど、思考の癖が自分はどこにあるのかに気づくことがなによりも大切で。
こういう風にとらえることもできるよね、こういう風にとらえたらちょっと楽だよね、
っていう、自分が反射的に考える思考とは少し違う思考の仕方を教えてもらうこと、少しずつでもいいから矯正していくことが、私にとっては気持ちが楽になれた方法でした。
性格というよりも、長年しみついた思考の癖により、判断や価値観や行動がありたい姿とは違う方向に進んでいってしまったのかな、と思います。
まとめ
うつになる原因のひとつに「性格」が挙げられますが、本当にそうなのか?ということで深堀しました。こういうことを深堀するに至った理由は、うつになったことで自分の性格までも否定する流れになってしまい、それが余計に自分を苦しめたからです。
どんな性格でも、メンタルを病む時は病むと思っています。思考の癖に向き合うことの方が私は楽だったし、その後とっても生きやすくなりました。メンタルが安定したからここで終わり、じゃなくて。これから生きていく中で経験すること、また加齢による身体的精神的変化で思考の癖も変化するのかな?と思ったりします。
簡単に治すことはできないにしても、「思考の癖があることに気づく」っていうことを忘れずに生活したいなと思っているところです。
今日はここまでです、最後まで読んでくださりありがとうございます
今日もお疲れさまでした!