アラフォー。バリキャリになるつもりがうつになりました

「勘違い」でうつの症状が悪化した話

こんにちは、ここいまです。

今日は、自分自身の知識不足のせいによる「勘違い」「根拠のない自己判断」が、いかに危ないものなのか、というお話です。

私はこの「勘違い」と「根拠のない自己判断」のせいで、体調不良が長く出ていたのにも関わらず心療内科の受診をせず、長期間放置してしまい、早期発見早期治療ができずに長く通院することになってしまいました。

 

自己紹介

バリキャリに憧れた仕事大好き人間だった筆者。仕事で自分を追い詰めた結果、心身の体調不良でドクターストップがかかりました。休職期間は1年以上に及び、大好きな会社を退職することに。5年弱の治療期間を経て寛解。現在は別の仕事をしながら「ことばで心は軽くなる」をテーマに発信活動をしています。

※当ブログ記事に掲載されていることは個人の経験、私見によるもので効果を保証するものではありません。

私の「うつ」に対する勘違い

約5年前までは、自称根性のある人間だったので、多少落ち込んでもなにくそ精神、七転び八起きをモットーに生きていました。なので、自分にはメンタル系の病気は無縁だと思っていました。

実際に、軽微な体調不良が出始めた時もまさか自分が、というよりも心療内科の選択肢がそもそもなく、胃腸科や消化器科、婦人科などで検査をしてもらっていました。まさか自分が心療内科を受診するとは夢にも思わなかったことのひとつに、「メンタル疾患に関する大きな勘違い」がありました。

うつ=落ち込みがひどい?私はなかった。

うつ病というと、自己否定、何をやってもうまくいかない、自分の存在価値などない、であったり、人に会うのが怖い、何に対しても興味がないなどといった気分の落ち込みが激しい。うつ病というとそんなイメージがとても強かったです。

たしかに休職直前2週間前くらいになると、私も自己否定が強くなっていましたが、それまでは体調不良や不眠があっても、自覚するほどの気分の落ち込みがなかったんです!なので、まさか自分が、と思っていたんです。

どんな感じだったかというと、

「最近なんだか眠れないなぁ。それになんかスッキリしないなぁ。よし、お酒飲んで忘れるぞー!」

ということで、毎晩ビールを飲みまくっていました笑

凄ーく落ち込んだら、心療内科に行くとか、誰かに相談することも難しくなってきます。私もそうでした。なので、今から振り返ると、睡眠障害が出て体がしんどくなった位で相談してもよかったなぁ、そしたら治療期間がもっと短くて済んだかな、と思います。

うつ=希死念慮?私はなかった。

このことを話すのは、とても繊細な内容なのですが、私は、うつ状態になっても希死念慮は全く感じませんでした。

あまりここでは書きたくないな、と思うので書きませんが…。私の経験で言うと、自己否定もあり、自分を無価値だとも思い、自分に希望を持てないでいるのに、自分がこの世からいなくなりたいという感情は、結び付かなかったです。

うつの人は、希死念慮を持つ、という勘違いをしていたために、自分には希死念慮がないので、うつではない。と自己判断してしまいました。

では、どんな風に日々感じていたかというと、

いつになれば気持ちが前向きになるかな、とか、いつになったら仕事ができるようになるかなー。ああ、気が遠くなるなー。と感じながら毎日生きていました。

くりかえしになりますが、ストレスによる体調不良や睡眠障害が出て、しんどいな、仕事に行きづらいなと感じる日が続いた時点で専門家に相談すれば良かったです!

うつ病のチェックリストで受診を決意

そんな感じで、自分がうつと認めたくない、というわけではなく、

自分の勘違いがゆえに、自分は心療内科に行く症状ではない。と思い込んでいたせいで受診が遅れ、治療期間も5年弱かかりました。

ストレスによる体調不良が半年くらい続いて、とどめになったのが睡眠障害。夜眠れない、朝早くに目が覚める、寝る前よりも起床時の方が体がしんどい、と言ったことが続き、また理由のない気持ちの落ち込みも出てきたところで、ようやくこれはおかしい、と思いました。

そこでネットで調べた時に、うつ病のセルフチェックがあることを知りました。

結果は満点!こんな満点は嫌だなぁと思いつつ、自分の苦しい症状に理由がつくかもしれない、と軽く安堵しました。このチェックリストは、心療内科への受診の強い後押しになりました。

まとめ

そんな感じで、メンタル疾患の症状において、自分の勘違い、思い込みがいかに怖いことか、またしても経験を通して深く理解することができました。

素人の判断は怖い。この経験は後に役立ちました。

どんなに適切な治療を受けていても、

なるべく刺激を受けないように生活し、食事や睡眠に気を配っても、

症状は右肩上がりに良くなるものではありません。休職中に、何かおかしい、昨日よりしんどいということが数日続いたら我慢せずに主治医の先生に相談するようになりました。

そこで様子見、ということもあれば、処方量が変わったりすることもあり。

今後は心療内科に関わらず、勘違いや思い込みを捨てて、また自己判断に頼りすぎず、自分で分からないことは専門家に聞く。という行動の変化になりました。

今日はここまでです。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

今日もお疲れさまでした!

心療内科初診から心療内科卒業までの経緯①

 

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