夕方に 干した布団を取り込もうと
窓辺に立った
厚い雲を照らす 夕日があった
わたしはそこで『太陽』という曲を口ずさみながら
人を思いやる優しさの厳しさを感じた
口ずさみながら 窓を開ける
なんと 雨が降っていた
霧雨だったから 気づかなかった
案の定 布団は 濡れていた
わたしは 泣きそうになりながら
重くなった 布団を取り入れようとした
重い雲を照らす 太陽の反対側に
なんと 虹が出ていた
わたしの感情とわたしの行動はごちゃまぜになって
消えゆく虹を スマホにおさめた
消えゆく虹と沈みゆく太陽
わたしには 濡れた布団だけが残った
そんな わたしの1日であった