恋愛の詩(朗読フリー)

鼻がツンとするくらいには君が好きだ

さまざまな色に染まってきたから

その気持ち、分かるよ。なんて

簡単に言えない

喉まで出かかった言葉を飲み込むのは

きっと 君にがっかりされたくないから

 

いつだって 自分本位

 

君の気持ちは 君にしか分からないのだけど

どんな色か どんなトーンかくらいは

イメージできるほど大人になったよ

 

君の心の色合いを

どれだけわたしが説明しても

君が欲しいのはもっと ほかのこと

 

どんな言葉も 空回り

鼻がツンとするのは

1月だからじゃなく 君のせいだ

 

どんな色でも美しい

どんなトーンでも美しい

言葉ではいくらでも言えるけど

君の心がそれをどう評価するかが見えないから

わたしはいつもいくじなしになる

手元にある四角い箱が 暗転したら

情けない顔して困ってるわたしとバッチリ目が合った

 

 

 

ABOUT ME
ここいま
ご訪問頂きありがとうございます。音声配信stand.fmの配信者です。モットーは「いま、ここを心地よくいきる」です。