顔色
10代ー
親の顔色を見て生きた
20代ー
上司や同僚の顔色を見て生きた
30代ー
後輩の顔色を見て生きた
会社の顔色も見られるようになってきた
40代ー
50代ー
60代ー
他人の顔色を見て生きていくことは
悪くない生き方だと思う
同時に思う
わたしは 最後の呼吸をするときも
誰かの顔色を見ているんだろうか?
ひとりで生きていけるほど
この世の中は お気楽じゃあないし
この世の中は 易しいものじゃあないし
淋しいものでもない
それでも 人の顔色を見て生きることに
飽きたかもしれないから
残りの人生
わたしの顔色を見て生きる時間を
増やしていこう
モニターに映る わたしの顔は
思ったよりも 老けている
洗面所に行って 手鏡をのぞいてみた
真正面から 横から 顔を見てみた
手鏡をうんと近づけて 目の中を覗いてみた
うん まだ 大丈夫
悪くないぞ、って言い聞かせた

