霞む太陽
蒼い海の温度
そよ風で開いた雑誌の隅っこ
あなたの何気ない一言に
心の色を探してる
薄い雲のゆらぎ
白く光った星の距離
傘でぶつかる雑踏の湿り気
あなたの瞳の奥底に
心の色を見つめてる
心の色が知りたくて
わたしの周りのあれこれを
じっと見つめたり
しんと耳をこらしたり
そっと手を伸ばしてみたり、
している
さぁ、
心の色を知るために
「今」を味わいきってみよう
どんな「今」でも味わいきれば
たしかにここにある 心の色は
鮮やかで 深みがあり それでいて透明な
複雑な豊かさに彩られていく
そう、
わたしの心の色は
複雑だからこそ
愛おしいのだ