もう 顔も思い出せないのに
まだ 心のなかにある言葉
本当の正解が分からずに
ずっと 心で弄ってるんだ
ずっと 心はもやもやしている
もう 忘れてしまえばいいのに
愛の言葉なんじゃないかと
ずっと 手放せずにいるんだ
愛の言葉ならいいのにと
弄り倒したちえのわが解かれた時
愛なんかこれっぽちもなかった時
疲れた指先が 熱をおび 膿んでくる
愛の言葉じゃないだろうと
錆びついたちえのわが壊れた時
ずっとほしかった愛の言葉だった時
もっとあなたに甘えればよかったと
壊れたちえのわを抱えて うずくまる
私は愛されていて 大事にされている
それが確かめたくて
どうせどうせと呟きながら
今夜もちえのわを 弄っている