stand.fmに関する私見

2024年もよろしくお願いいたします

2024年。

ことばで心は軽くなる。この自身のテーマに年始早々向き合う時間を過ごしました。自分が経験していないことは、どんなに「良い」言葉でもただの記号に過ぎない気がしたり。それでも自分が言葉にしないことを言語化し気持ちを代弁してくれた人の言葉で心がスッと軽くなったり。

結局自分は言葉を控え、祈る場所へ続く空に向けて気持ちを馳せ、祈る日々でした。

はっきりと腹がくくれたとか、覚悟が決まったとかそんな強いものじゃないんだけど、自分は自分の手の届く範囲の人に対して心を込めて生活することと、自分の経験したことで、言葉の魔法を使える場面があれば、それはしっかりと言葉を尽くしたいなと、そういうふうに心が向きました。

改めて言葉って無料で使えてどこでも飛んでいけて、便利だし、怖いなって感じました。怖いけど、使っていこうと思いました。

2024年は、そんなふうに、自分が当たり前に使っていくものについてしっかりと考えさせられたそんな年始でしたが、何を書いていきたいかの方向性もしっかりと考えることができました。

ー光ー

光、言葉やイメージが絶えず浮かんできます。私の尊敬する、とても大事な人の名前にこの漢字が使われています。私はその人よりも随分と年下ですが、その人が産まれて間もない時の、穏やかな晴れの日にタイムスリップする感覚があります。

広い畳の部屋に右から光が差し込む。畳の上に寝かされた赤ん坊は、光を手でつかもうとする。手にあたたかみがあるものの、物体としての光は手につかめない。瞳に光は差し込み、キラキラと輝く。頬は光に照らされる。そんな光景をずっと飽きずに大人たちが見つめる。

あたたかな幸せ。静かで穏やかな幸せ。

こんな幸せがずっとこの子に続きますように。

そう、大人たちは願っていました。

何十年と経って、その光は未だ私たちを照らします。私が産まれた時も、あなたが産まれた時も、あなたの大切な人が産まれた時も。

幸せとは、永遠にあり、当たり前にあり、感じることもできるけど、手の中にぎゅっと握っておくことはできない。幸せと光、って少し似ているところがあるかもしれません。

光。

2024年、様々なことを言葉にすると思います。汚いこと、きれいなこと、痛いこと、面白いこと、何でも書いてみようと思いますが「光」というこの概念について深く味わい、言葉にすることをやってみます。

2024年もよろしくお願いいたします。

ここいま

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