何も感じない
何も受け付けない
それでも命は途絶えない
砂の味がするサンドイッチ
香りのしないコーヒー
こんななのに命は繋がる
ありがとうよりもすみません
助かりましたよりも申し訳ない
それでも命を繋ぐために
ベッドから身を引き剥がす
必死に命を繋ぐ
必死に命を繋いでいたら
すみませんよりもありがとう
申し訳ないよりも助かりました
素直に言えてる自分に再会した
そしていま 詩を書いている
砂の味がしたサンドイッチは
本当はどんな味だったのか?
私にしか書けないことはたくさんある
命繋いで生きてきたからこそ
今 書けることがある
今 伝えられることがある
私、泥水啜って生きてきた甲斐があったわと
ノートに向かってニヤリとした